石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

車谷長吉・高橋順子

昔,車谷長吉直木賞作品「赤目四十八瀧心中m未遂」や,随筆,朝日の人生相談回答などで面白く読ませてもらったが,最近調べてみると2015年5月に69で亡くなっていたことを知る.50の頃結婚した高橋順子が,「夫・車谷長吉」を,2017年に出版しているとの事で,図書館で文庫を借りてここ数日で読んだ.

 

馴れ初めから順に書いてあり,詩人の嫁さんあって,車谷さんも書くべきことは書けたのかな,という感想.

 

処で,車谷は飾磨の出身だが,高橋さんは千葉県匝瑳高校出身,とあり,匝瑳(そうさ)市の存在を知る.「匝」の字は,昔同じ教室に居られたO先生が退職後,岡山県周匝(すそう)市の研究所長をされている,という事で初めて知った漢字.「匝」は,めぐる,という意味らしいが,日本の市名で,2ヶ所もあるとは思わなかった. (2023.7.1)