石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

スタージョンの法則(黙示)

たまたま、スタージョンの法則(黙示)というものに行き当たった。「どんなものでも、その90%はガラクタだ」、ということで、元々SF作家であったシオドール・スタージョンは、SFの90%はガラクタだという攻撃に対して、そう反撃したとのこと。似た考えに、198…

爆笑問題×京都大学

昨日夜の爆笑問題ニッポンの教養ー京都大学版はライブ感があったが、錚々たる教授陣、特に小山勝二先生は真っ当過ぎる印象。ゴリラの山際さんは不思議な人。佐伯啓思さんは一番授業を聞いてみたい。学生の反応が一番面白かった。「独創力」だったでしたっけ…

「生物と無生物のあいだ」

福岡伸一さんの「生物と無生物のあいだ」講談社現代新書は本屋で喧伝されていたけれど、ちょっと手に取らずにいたのだが、図書館にあってパラパラめくって個人的な経験に基づいていて面白そうだったので読んだ。生物を規定するのはDNAによる遺伝というのが普…

H20学士院賞

一昨日の新聞にH20年度の学士院賞が載っていた。 http://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2008/031201.html 10名のうち8名は理系で、和田英太郎さんは名前とおよその専門は知っていたが、他の人達は知らなかった。それにしてもいろいろな分野で立派な業…

研究のコストパーフォーマンス

研究をおこなうには一般に研究経費がかかる。最近の巨大科学だと、惑星探査、素粒子実験、深海掘削、等々、年間数100-1000億円が掛かっているようだ。昔、数1000万円の大型電顕を科研費で購入した先生は1論文100万円になるまで仕事することを目標に頑張った…

Local と Global

これまで近くの先生方をいくつかの大学で見てきて、科学をおこなうIntentionは人毎に異なることを感じてきた。近くに居ればその人が何をやっているかを見ればだいたい何を考えているかは判る。科学は普通Globalな内容を持つものだと思っていたが、実際にはLo…

3倍の法則

科学研究で、発表(講演・論文)をするのに、そのテーマについて3倍の内容の研究(実験・観測、文献読み、考察等)をおこなって、内容を1/3に精選しておこなうと良い発表になる、という話を聞いたことがある。実際、卒論や修論などではやったこと全部を書く…