石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

梅村知世ピアノリサイタル

今日は,朝から大阪へ出て,ザ・シンフォニーホールでのコンサートへ.11時開演のところ,20分前に着いた.午前中だったが,開演前には広い会場に7割余り入っていた.

梅村さんは以前Youtubeのピテイナ・ピアノコンペテイションのバッハシャコンヌの演奏を聴いて気に入って時々聞いているものだから,大阪でコンサートがあるという情報を昨年末に知って,早速チケットを購入していた.

今日はオールシューマンプログラム,ということで,前半は比較的小さな曲,後半はピアノコンチェルトを2台のピアノ(共演は菊池裕介氏)で演奏された.梅村さんは東京芸大修士を出た後,ドイツへ渡って研鑽を積まれていて,昨年のシューマン国際コンクールで最高位(2位)を獲得されたとのこと.

シューマンの曲はダイナミックだったり繊細な旋律だったり,素人にはちょっと判りにくいが,結構メリハリのある演奏で楽しめた.指が結構強いような感じがした.Youtubeで良く見る,左足が少し蹴り上がってしまう癖もしっかりやっておられた.

席(I12)が梅村さんの指が良く見える処だったので,コンチェルトの二人の演奏で見分けることはできたが,聞き分けることは難しい.編曲者の名前が出ていなかったが菊池さんによるものだったのだろうか.

最後にアンコールの演奏はなく,二人がマイクを持って少し今後の予定等の話があった.梅村さんは2月22日に初のCD(シューマン)を出したとのこと.ファンとして1枚入手した.菊池さんは梅村さんより10歳上で,いろいろ多様な活動をしておられるようだ.

この午前中のコンサートは時間が奇異に思ったが,シンフォニー・ブランチコンサートのシリーズもので,今回が9回目,次回は7月14日の尾崎未空オール・リスト・プログラム,とのこと.