石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

パルスオキシメーター

娘がパルスオキシメーターを入手していたので、借りて測ってみたら94%でちょっと低い。

 

最近、歩いていて少し息苦しさを感じて深呼吸する事があるのだが、やはり、という感じ。

 

試しに、パルスオキシメーターを付けたまま、10秒間強く呼吸してみたら、10秒位経ってから値が上がり20秒位で98%までいった。40秒くらい経つと元の値に戻った。ともかく、自分の身体の中で、肺で受け取った酸素が、血管に入り、心臓を通って指先に達するのに10〜20秒位かかるらしい事が分かって感激。(家族には笑われた)

 

こないだの朝日新聞天声人語にも紹介されていたが、動脈のパルスを赤外吸収(2つの波長)を使って酸素濃度を測る、簡単ではあるが有用な機器。1974年に日本光電工業の青柳卓雄さん達が発明されたとの事。昨年来の新型コロナで脚光を浴びているが、ホンマ、簡単で有用な発明だと思う。

 

ps 青柳卓雄(2011)パルスオキシメトリの誕生とその後. 生体医工学、49, 313-315が簡単に読めたが、島津から日本光電に移られ、割と順調に特許まで行ったが、理論的な裏付けには結構時間がかかったようだ。