石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

humbleな気持

30台後半に大学を移動した頃、たまたま読んだ米国の学会の若手の受賞講演の記事で、「これからもhumbleな気持で研究を続けたい云々」というのがあって印象に残っている。その後も注意していると結構欧米人はhumble(みじめな、卑しい)という言葉を、ある意味でpositiveに使っているのに気付くことがある。Hardworkによってある程度のレベルの成果を挙げて賞をもらっても、まだ自分が大きな視野からはみじめな状態であると把握することによって、より一層努力をする契機になるのだ。でも年取って真にみじめな状態(脳味噌)になったら、そんなことをいえるのは余裕があるから意味があったことを悟った。