石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

五色ヶ塚古墳再訪

今日は朝、京都の知人からメールが入って、五色ヶ塚古墳に行きたいとのことで、車で出掛け、現地で落ち合った。
 
京都市考古資料館でボランテイアをしておられるtさんで、古墳の事務所に居られたボランテイアの方からもいろいろ話を聞き出して古墳の変遷等教わることができた。50年前には森だったようで、それが序序に整備されて昨年度も新たな整備がされたとのこと。
 
現在は前方後円墳の上の平らな部分全体に大きな埴輪土器が並べられているが、以前は欠けたものが大半だったそうだ。墳墓の斜面は現在は円礫が規則正しく並べられているが、そのうち前方の部分は黒っぽく古くからの礫で後円は白っぽい礫で新しいもの。どうも途中で古い礫はいろんな用途で失われてしまったらしい。
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お昼は星陵台のこんぴらでうどん。垂水のアパートに少し寄って、西区にある神戸市埋蔵文化財センターに行く。私はここも昔行ったことがあったはずだが殆ど忘れていた。
 
特別展は「発掘された骨たち」というので、骨を考古学するという主旨。日頃なかなか見ない人骨や獣骨が並べてあった。常設展は神戸市の遺跡の全体像がわかるようになっており、展示も広い面積で余裕をもったものだった。このセンター自体が西区に地下鉄が引かれて団地が作られる時(1991年)に公園の一角に作られており、面積的には余裕がある。土器のジグソーパズルがあって、結構面白かった。1Fには保管試料を展示した部屋もあった。ざっとコンテナ1万数千?。3Fには土器等の遺跡の修復の部屋や、撮影、資料保管の部屋等を見ることができた。
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西神中央駅付近のカフェでおしゃべりして別れた。サンスクリット語の話は梵語の習字の話等、彼は第三の人生に入っているとのことで、なかなか追いつかない。