石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

入院4日目

朝、食事(7時)の後、Y先生、K先生が来られて傷跡を見られて、順調で問題なし、とのこと。9時頃、尿管を外してもらい、後は午前中、ヘパリンの点滴を続けて昼頃外せる。土日はこのままで、月曜(27日)の検査で問題なければ退院、とのこと。

午前中の検査は心電図とx線、血液検査。

お昼を食べた後で、点滴を外してもらい、腕についていた針2箇所も外して漸く自由に動けるようになる。2時頃、息子が来てくれて、幾つか買い物して来てもらい、後はお喋り。一階の喫茶室も覗いてみてソフトクリームを食べる。4時過ぎに帰って行く。5時半頃、T先生が見えて手術内容と今後について少し話し合い。首の静脈は5mm程度の深さだが、鼠径部の動脈、静脈は1-2cmの深さにあるそうで、表面からは見えないが、慣れてると割と間違いなく刺せるそうだ。ちょっと神技のように思えるがそれなりの手順・技術があるのだろう。

夕食は、揚げ出し豆腐ゆで卵、煮付けなど。広島の庭の樹木伐採で業者から電話。遅れている校正を見ていて足摺岬の岩体について、Iさんに問い合わせが必要なことに気づいて、メールしたら、直ぐに返事。新しい文献がたくさん抜けていることを指摘して貰った。退院したらpdfを送る必要。
 
点滴を見ていたら、少し泡が入っていたので、泡を潰して小さい泡に分裂させたりして流体実験。気になって、ネットで調べたら、少量の泡は血液に入っても溶け込んで問題ないようだ。多量(10cc以上)だと、心臓のポンプ機能が落ちたり、肺動脈の末端で詰まって壊死して危険とのこと。実験をしていて思ったのは、泡の流量は泡サイズをゼロから管半径まで変化させると途中のサイズで最大になる(当たり前であろうが)。で、問題は最大流量を与える泡半径/血管半径の比はどうなるか。ゆっくりの流れだとキャピラリー数が小さいので、泡は球形を保つと仮定。工学的には簡単なのだろうが、ちゃんと流体力学の理解できてないので時間かかりそうだ。

鶴見俊輔さんが亡くなったというニュース、ツイートで、生前の映像(youtube)を見て「ひとかけらの永遠」というのにはうならされた。自分の行ってきたことに自信がないと云えない。