石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

耳学問

学生・院生の頃は海外の先生方がしょっちゅう訪ねて来る処に居て、耳学問に困らなかったが、それ以降はだんだん専門に近い人が居ない処に移って行き考えたら情報の大半は自分でアクセスして得るのが当たり前になっている。学問が細分化しているから専門といっても結局は自分で情報を探す必要があるのだろうが、それにしても、たまに研究会や大きな大学の中型教室が全員同じ専門分野の人間が座っている場に立つと驚異(+脅威?)に感じる。面白くて重要でな問題を見つける機会は耳学問の量が多い場の方が有利だろうが、一方でオリジナルな思考にそれほど有効かどうか判らない。