石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

論文を作る手順

論文を書くときに,一気に書くことを旨としている人と,目次を詳細に作成して各コンポーネントを書いて繋いで作成する人と,2タイプあるようだ.A先生は,後者のように書くよう助言して下さったことがあるが,こうやって書くと時間に比例して着実に書けるので,実際A先生の論文数,著作数は多い.それに対してO先生は,全体のストーリーが熟すまで煮詰めて,書くときは頭から一気に書き下ろし,書いた後で気に入らなければ原稿を捨てた(今風にはファイルを消した)そうだ.確かにOさんの論文や著作は読むと引きずり込まれて一気に読ませる.どちらが良いは好き好きだろうが,一般には四苦八苦して書いた文章は読みにくく,一気に書いた文章は頭に入りやすいような気がする.