石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

国立大学法人,中期目標達成状況評価

新聞に国立大学法人の中期目標達成状況評価一覧が掲載されていた.教育,研究,業務運営,財務内容の4項目について,非常に優れている,優れている,良好である,おおむね良好である,不十分である,の4段階で評価がおこなわれている.4項目とも優れている以上の評価だったのは,東京大,東京海洋,お茶の水女子,北陸先端科学技術,名古屋,長崎の6大学で,もっとも厳しい評価だったのは,兵庫教育と鳴門教育大であった.研究で非常に優れているというのはお茶の水女子と九大だけであった.これは当初の中期計画目標に対する評価なので目標の立て方次第で評価が変わるもののようだ.評価に対する意見申し立ての内容が書いてあり,それを読むと目標設定数値に達しなかったから低い評価をされたというものが多い.同じ大学内でも多様な個別部門があったり,評価の基準次第である程度どうにもなるような側面もありそうだが,これで運営交付金に差を付けるのだから,受ける側も納得できるような緻密な評価が行われることが望まれる.