石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

地球科学系論文数の増加

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地球科学系論文数の増加がどうなっているか,少し調べてみた.Web of ScienceでGeoscience multidisciplinaryとGeochemistry and Geophysicsに含まれる論文数の1973年から2009年までのもので著者住所としてJapanが含まれるもの.ついでに日本からの年別総論文と論文当たりの平均引用年率も示してある.

1975年頃は年当たり日本から100本程度が出ていて,2005年頃では1500余りとなっている.10年当たりの増加率で2.5倍程度だが最近頭打ち気味である.分野の研究者数はこれ程伸びていないだろうから,増加の理由は一人当たりの論文数が増加しているのが効いているものか.また,1970年以降,Web of Scienceに登録される雑誌が増加したことも増えた要因に含まれる.