石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

虚勢を張る

先日某大学へ行った時、知人からT先生に会って行きなさいと云われ、久しぶりにお会いした。

1時間ばかりこの間のTさんの受賞のことや最近の大学の状況について話してから帰ったのだが、帰ってから振り返ってみて、随分我ながら虚勢を張っていたな、と思った。

Tさんは院生の頃、近いフィールドで仕事をどんどん出されあっという間に世界的なレベルへ達せられ、昨年AGUで部門最高賞を受賞されたのだが、つい以前から知っていることもあって、対等なふりの会話をしようとして無理してしまったようだ。月とスッポンに近い業績の差なのだから素直に話を伺えば良いものを。

でも以前から私は先生方には随分失礼な態度を取って来たように思う。結局その反動で自分のゼミの学生には愛想を付かされることが多かった。実力以上のデカイ態度を取るとあまり碌なことはないのだが、たぶん変なプライドがあるのだろう。一見おとなしそうにしていて、実際は一番図々しいのである。変な性格。