石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

ホドラー展

高校の時の同級生がチケットを送ってくれたホドラー展に行って見た。兵庫県立美術館。昔の原田の森には妻と何度も行ったのだが、2002年に建てられたHAT神戸の建物は初めて。

ホドラー展は3階でやっており、エレベーターで上がって、解説音声ガイドを借りて入る。全体は七部に分けてあり、それぞれ年代に沿って作風が変化してきたことが分かりやすくしてある。1853年ー1918年の人で、日本人で云えば、幕末から大正にかけての人だ。

自画像も沢山描いた人だそうで、4+?点異なる年代のものが展示されていた。最後の頃は写真も示されていたが、さすがに雰囲気がよく出ていた。

七部は、1.光のほうへ、2. 暗鬱な世紀末?、3. リズムの絵画へ、4. 変幻するアルプス、5. リズムの空間化、6. 無限へのまなざし、7. 終りのとき、というタイトルが付けられているが、一人の画家でありながら作風はずいぶん変化している。印象に残ったのは、ユングフラウを重厚に描いたものと、最後の頃の妻と自画像。

チケットで常設展も見れるというので、3Fから順に見たが、最初にあった、小磯良平の作品は流石で、あまり見劣りしなかった。レストランを覗いたら13時半過ぎだけれど列をなして待っているので三宮に出て食事。