石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

上方演芸スペシャル(NHK大阪ホール)

日頃,あまり縁がないのだが,大阪在住の高校の同級生MNさんからチケットがあるので行かないか,と誘われ,この機会を逃したらもう行く機会なさそうに思い,お願いして行ってみた.昨日6月3日,18時50分-21時.於NHK大阪ホール

MNさんが申込みをして当選したハガキ1枚で2名分迄チケットが交換できるとのことで,引き換えの始まる17時頃に行く.行ってみると,NHK大阪歴史博物館が一緒になっていた.1階の広間に大勢の人が並んでおり,17時から順次交換.終わりが遅くなるので,歴史博物館のレストランで軽く夕食をとる.

20分位前にエレベーターを4F迄登って会場に入ると,指定座席はなんと前から2列目のかぶりつき.F4とあるが,前の部分はカットされているらしくてF3が最前列になっていた.少し右側だがともかく間近に芸人さんを見れる席

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始まる前に,若いデイレクターの人が拍手の音量調整を2回やったりして,本番.(放映は,6月19日(金)19時半から総合テレビ)

全体進行は杉浦圭子アナウンサー.昔からニュース番組などで良く見ていたが,実物は初めてで思ったよりういういしい感じだ.このスペシャル番組はJOBK放送開始90周年を記念して,上方演芸放送の歴史を辿ろうとするもので,最初に出演者全員が舞台に立って全体の説明があり,その後,芸人さん夫々が時代の流れにそった内容の持ち種を演じる趣向.入れ代りの時は舞台を暗くして,大勢で舞台の入れ替えをする.

出演は順番に行くと,
一番手は昭和初期の放送で最も人気が高かった講談で,旭堂南左衛門.分り易く,調子が良い.おあとは又のお楽しみ.

二番手は浪曲春野恵子浪曲は戦争中,戦後それなりに放送で使われた話があった.話は少し分かり辛かったが,三味線との阿吽の呼吸で調子がどんどん変わっていくのは音楽として聴くと見事なものだ.

戦後になって漫才が多く放送されるようになった辺りの話があり,幸助・福助の「ジンギスカン鍋」.
今回,落語は桂吉弥一人の出演だった.

S45年に万博を記念して,上方漫才コンテストが始まりそこで育った芸人さんが多く出演.
ぼんちおさむさんの力みがなかなか強烈.でもけれんみのない芸だと思った.
当方が知っていたのはオール阪神巨人.あと出演は大木こだまひびき,酒井くにおとおる,平和ラッパ梅乃はっぱ,Wヤング.映像で米朝師匠とか昔のビデオも活用して全体の流れが分るように企画されていた.

最後は全員が舞台に立って,最近亡くなった今いくよの追悼をしながら終わる.
分り易い話が多く結構楽しめた.MNさんに感謝。21時ちょうどに出て,帰宅は22時45分.行きはJRで森ノ宮から歩いたのだが,帰りは谷町4丁目から地下鉄でやはり早い.


PS  6月19日19:30-20:45にNHK総合で放映があったので見た.全体を大体半分にうまくまとめてあって判り易い.前から2列目だったので少し映ったみたいだった.