石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

やっかいな患者:歯石取り(2)(3)

昨日は,歯石取りの2回目.但し,1回目は表面的な部分だけの歯石取りで,今回から歯肉と歯茎の間の部分の歯石取り.

前回,一応説明を受けて了解したのだが,文献を調べると昨年のレビュー論文でも歯石取りの効果は不明,とあったので*,そのコピーを持っていき,右か左かどちらかだけを取って比較対照実験をする訳にいかないものだろうか,と相談.先生が来られて,文献にあった’Professional Mechanical Plaque Removal’の意味についてここでやっているのとは違う可能性もあるようなお話.結局,実験として半分の歯石取りをやる,という趣旨は理解して頂いた.

結局,昨日は下左の半分(3本分)の歯石取りと歯石コントロールの手法を教わることで1時間20分程度,1790円.あと3回かかる.

それにしても,実際にガリガリやられ,歯肉に6mm深程度は取るとのことだが,皆さんやってもらっているものだろうか.ちょっと過剰医療のような感じを持った.

日本の歯科医師数は約10万人,歯科衛生士数もほぼ同数のようだが,診てもらっているM歯科では先生1人で7人の歯科衛生士がおられる.全体としては歯科衛生士は不足気味ということで,M歯科では歯科衛生士を育てているのかもしれないと思った.


PS  12月27日,3回目に行く.左下の残りの4本.ちょうど1時間,1560円.それにしても,歯科衛生士の人達は自分の歯石取りは自分でやっているものか,仲間の歯科衛生士同士でやってもらっているものか.受信の経験は必要だろうとは思うのだが.