石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

論文の寿命:Journal別

イメージ 1

Web of Knowledgeが'1986以降'に伸びたので、少し遊んでみた。図はあるJournalに1988年に掲載された論文全体の引用数の年度変化を示したもので、Natureのように1-2年でピークに達した後急速に減衰するタイプのJournal(ApJ、GRLなども)から、3-5年でピークに達し減衰していくもの(J.Phys Chem.、J.Geol., EPSL, GCA、Geology, J.Petrol.,Icarusなど)から、5年以降にピークが出てなかなか減衰しないJournal(J.Fluid Mechan., J.Atmosph.Sciなど)まで様々だ。速報誌は短寿命とも云えるし,分野による違いもありそうだ.もちろんこれは全体の傾向であって,同じJournalでも個々の論文は短寿命,長寿命など多様なものが含まれるだろう.