石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

プロとは? なんて議論はアマは止めたが良い

以下の記事を思いつきで書いた後でネットで調べると、このテーマはごまんと本格的なプロのコメントが出ていて赤恥をかいた。消そうかと思ったが、これも自分の程度と思い敢えて残す事にした。授業でこの話はヤメ。

大学院のオムニバス授業が当たっていて,1回だけで自分の仕事の話をしてもしょうがない(学生は広く地球惑星の各研究室に所属)のでたいてい半分は大学論,研究観の話をするのだが,思いついて,NHKプロフェッショナル-仕事の流儀から,それぞれのプロのプロ観を最近10回分抜き書きしてみた.それを種に学生と議論できればという魂胆.
•乳腺外科医:中村清吾 「自分の可能性と限界を知っている人」
•農業経営:木内博一 「信念を持っていて,かつ環境の変化に柔軟に対応する人」
水中写真家:中村征夫 「目標を持って最後までやり通す人,努力を怠らない」
•材料科学者:細野秀雄 「他の人ではできないことができる.手法をマスターしている」
•公務員:木村俊昭 「初心を継続進化して実践できる人」
内視鏡医:工藤進英 「自分の経験知識技術を総動員して結果に責任を負える人間」
武装解除:瀬谷ルミ子 「やらない言い訳をせず,改善方法を考えて実行する人」
•血管外科医:大木隆生 「経済的動機づけではなく,使命感ややりがいを原動力として事にあたる.それでいて自己の利害を顧みない,いわばアマチュアリズムの極致がプロ」
文化財輸送:海老名利明 「仕事に対して逃げないということが一番大事」
認知症介護:大谷るみ子 「何が大切かがわかって,壁にきちんと向き合って,いつも志を高く持って進んでいく人」
 やはり高いレベルの結果を出している人ならではの言葉だと思う.