ボストン美術館展-日本美術の至宝など
高校同級のMNさんから切符が余っていると云って声を掛けて下さって,表題の展覧会を見に行く.
今回の展覧会はボストン美術館に収蔵されている10万点を越える日本美術のコレクションの中から約70点を紹介したもので,東京,名古屋,九州,を巡って最後に大阪で開かれている.
コレクションの収集にあたった,フェノロサ,岡倉天心,ビゲローらの紹介が最初にあり,それから12世紀~18世紀の作家の作品が5章に分けて展示されていた.各章には,有名な作品が配されていたが,当方が印象に残ったのは次の3点だった.
24.僧形八幡神坐像(康俊作) 表情な何とも云えずリアルに思えた.http://gurekomom.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
54.芥子図屏風(宗達派筆) 2枚の屏風からなるが,全体のバランスと右側の花と上の空間が何とも言えない.
65.風仙図屏風(曽我蕭白) 有名なものだが,気合で描いたような感じが良かった.
平日であったが,結構人が多く,特に著名な「吉備大臣入唐絵巻」「平治物語絵巻」の前は牛歩状態で結構時間がかかった.
観終わってから少し歩いてジャンジャン横丁の串カツ屋で遅いお昼,おしゃべり.
その後,MNさんも長く行っていないとのことで,私にとっては初めての通天閣の展望台に上がってみる.高さ90mでなかなか眺望が良い.
私は上町断層が展望台から見えることを期待したのだが,ビルが沢山建っていてとても判らなかった.帰ってから調べると,美術館前から動物園に降りる標高差10m程度の部分がまさに上町断層が走っている処のようだ..至る所にビリケンさんが飾られていた.
大阪はなかなか行くことがなかったが,MNさんの案内・話,そして人を見て歩くことができた.