石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

H20学士院賞

一昨日の新聞にH20年度の学士院賞が載っていた。
http://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2008/031201.html
10名のうち8名は理系で、和田英太郎さんは名前とおよその専門は知っていたが、他の人達は知らなかった。それにしてもいろいろな分野で立派な業績をあげる人が何と多いことか。寒川賢治さんの仕事なんかはNobel賞レベルの仕事のような感じもする。それでも個々の人の書く論文数や引用度は全体の中ではほんの一部に過ぎない。科学というものがMassで進歩しているのが現状なのであろう。とは云いながら、最先端で最初に発見したり、質的に新しいモデルを提案するのは個人的の頭で生じている。
30年も昔、筒井康隆が俗物図鑑という小説の中で、以前は科学の進歩には一つの柱・中心があったが、それが崩れて多数の柱・中心に分化して質的に科学の進歩のあり方が変わったのだということを登場人物に言わせていたが、そういったものなんでしょうか。