石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

研究のコストパーフォーマンス

研究をおこなうには一般に研究経費がかかる。最近の巨大科学だと、惑星探査、素粒子実験、深海掘削、等々、年間数100-1000億円が掛かっているようだ。昔、数1000万円の大型電顕を科研費で購入した先生は1論文100万円になるまで仕事することを目標に頑張った話を聞いたことがあるが、最近では1論文1000万ー数億位掛かっているような気がする。まあ、論文の数よりも質で、他に出せないデータだったら、値段は論外なのかも知れない。ただ、一般の小さい科学をしている人間にとっては、Fairさを考えたコストパーフォーマンスを考えたくなる。これは団塊の世代の世迷言で、今頃はFairさなどという事自体ありえないことなのだろうか。