石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

研究室(居室)の新陳代謝

大学教員の有り難いところは研究室と称する居室が持てることだろう。若いうちは荷物が少なくて良いが、年をとってくると捨てない限り荷物が増えてきて、身動きがとり難く、探し物が増えて効率が良くない。まあ、年配の教員でも片付いている人は何時でも片付いているが、当方は文献や試料がどんどん増える。ある大学で物理では2年に一回居室を移動して、その際に荷物を整理して新陳代謝をはかるということを聞いたことがある。H大にいたとき、生物のKuraishi教授は居室まで大半を実験室にされて、自分の原稿書きは机1つ、本棚1つで高い業績をあげておられた。後1年半であるが、少し模様替えをして部屋の半分でやっていけるように、この間大分、書類・文献類を捨てた。でもそれで効率が一挙に上がるというものでもない。机を一つ空けて若い人に入ってもらって刺激を受けることができればよい。