石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

Paper数の増加

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Web of Knowledgeで簡単に色々な統計を見ることができる.図は「年度」と「Japan」を入れて集めたデータで,その結果の中から分野としてGeoscience multidisciplinaryとGeochemistyr and Geophysicsの2つに分類された論文数の年度別変化を示している.同時に引用数も出てくるので,1論文1年当たりの平均引用数がプロットされている.両方とも増加しており,特に論文数は約20年で4倍近くに増えており指数関数的である.研究者人口が増えた,国際誌に書く人が増えた,一人当たりの論文数が増えた,共著論文が増えた,等々原因は複数であろう.1990年代には幾つかの国内誌がISIに登録されたので、そのために増加した分がある。年当たり平均引用数は0.8から1.5にほぼ倍増しているのは論文数が増えているためだろうか.地球科学で出される論文はこの他の分類としては,Multidisciplinary(Nature,Science)やMeteorology and Atmospheric Science, Limnology, Geology, Mineralogy等々ここで取り上げた2つの分類だけではないが全体の趨勢は示しているだろう.Astronomy,Physics,Biology等々,分野毎の趨勢と比較できれば興味深いがそこまで暇はない.