石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

指数関数的増加

授業の準備を考えていて、学問分野の歴史を考えると、どうしても大きな手法的変化に伴って科学知識体系がどのように変わってきたか、ということを話すことになる。それにしても、10年単位で見ると、文献の数がどんどん増えていっているように見える。丁度、世界の人口が産業革命以降指数関数的?に増加してきたのと似ている。人口の場合は食糧増産や中国の産児制限等でブレーキはかかりつつもまだ増加している。研究の場合はもっとブレーキが掛からないように思える。あと10年後、20年後、30年後はどんなになっているのだろうか。その割には判らないまま残された問題というのも積んでいくのだろう。