KY

昨年亡くなった筑紫哲也の本を眺めていたら、若い人達に引き継いで欲しくないものとしてKYについて書かれていた。以前から当方はKYなぞ無視していたから、結果として一番KYな人間で周囲から浮きまくる状態である。でも学生さんについては、彼らの多くがKYを避けるよう行動していると考えれば非常によく理解できることに気付いた。KYを避けるように行動するというのは結局考えることを停止して周囲を見回して流れに乗ることであり、結局前の大戦で日本人は大勢としてはそのような部分が多いことを証明している。もちろん70年前にその誤りを気付く人も多く居たわけだが多勢が流れを作ってしまうと押しとどめることは困難だ。身近に行動を見ていれば、その人が何を考えているかは大体判ると思うのだが、世の中の全体としては昔とあまり変化ない部分もあるのだろうか。それとも変わってきているのだろうか。