石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

坂を転がり落ちるように

定年になって2年が過ぎ,これまであった非常勤の授業も終わり,全体に気が緩んでくると,世の中の流れから落ちこぼれ,坂を転がり落ちるように知力が減退してきているようだ.
 
まだ,集中講義があるのでその準備をしなければ,あるいは投稿論文を完成させなければと思いながら,実務が進まないままずるずると落ちて行っている.
 
元々研究の最先端からはかなり遅れた処を走っているのだから大して変わらないつもりだったが,やはり緊張感の問題なのだろう.ともかくついていこうという意志があるかどうか.
 
技術的には古くても,まだ発表すべき内容があるつもりでいるのだが,それも幻覚なのだろう.恐らく発表できても殆ど影響のない仕事なのだろう.以前にも2,3年論文がでなかったことがあるのだから,少々間が空いても出せるつもりなのだが.