石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

明石市立文化博物館

お盆休みだけどコロナもピークのようだし、山の天気もイマイチ、という事で娘の提案で近場で見ていなかった明石市立文化博物館に行ってみた。

 

偶々、夏季特別展として、あんびるやすこ作品展というのをやっていたが、今の小さな女の子が癒されそうな作品ってこんなの、という処。

 

次に入ったのは、平和資料室。昨年開設された50m^2位の部屋。結局ここで1時間ばかり過ごす。明石が空襲を受けたのは全然知らなかったが、1945年に6回の空襲があり、2トン爆弾238個、焼夷弾4875個等で1560人が犠牲になったとの事。ビデオが6つあり、4つは体験者の話。明石城の石垣の下に防空壕を掘ったが、空襲で壁がボロボロ崩れたり、明石駅から北の明石城へ逃げたら木の上に遺体がぶら下がっていた話、等、街全体がかなり徹底的に空襲で破壊されたことを知った。明石城は割と頻繁に自転車で通るのだが、これまでそんな過去があった事を知らなかった。

 

ビデオで「ちいちゃんのかげおくり」、というのがあり、とても心に沁みた。私は知らなかったが、少なくとも今までは小学生の多くは習って知っているとの事。ちょっと気になったのは昨年位から学校で使われなくなったような事が書かれていた。

 

後は、明石市の歴史や産業、文化の展示。それぞれ工夫されていて、ビデオの紹介もあり面白い。いかなご漁や蛸釣りの映像ははじめて。

 

2時間足らずだけどなかなか充実した展示で勉強になった。