石のひとりごと

停年退職してもう12年,頭が白くなりました.

脳の老化

体も脳も老化が徐々に進むが,最近,70を過ぎてステップ状に進行しているような気がする.記憶力,特に直近の記憶があまり良くないのは昔からだが,それは徐々に進行が続いている.最近気づいたのは色々な物事の優先順位が付けられずに思考が雑然としているような気がしている.やはり自分が重要と思うことに集中すればそれなりに仕事が片付くのだろうが,それがなかなか難しい.最後に書いた論文を読み返しても雑多なことをとりとめもなく書いていて,これじゃ困ったさんだな,という感じ.よく通してくれたものだ.

「脳の老化」で検索すると,いくつか原因があるらしい.流動性知能である記憶力の低下・物忘れは,リン酸化したタウ蛋白質の蓄積によって進行するとのこと.総合判断力等は結晶性知能であまり変化しないとある.一方,血管の劣化で大脳の白質化が進行すると運動機能や尿機能に問題が生じるようだ.当方は2年前に左肢血栓症になったが,昨年から高血圧で血液サラサラの薬も止めなさい,とのこと.1月に道でコケタのだが,関係あるものか?

上に書いた脳が雑然とした状態というのはどうして生じるものか.若いうちは思考のエネルギー(気力?)があるので頭の片付けができるが,元気が衰えると片付けができなくなって頭の中が雑然としてくるものか.もっとも年配でも頭がすっきりした方もおられるから単純にエネルギー?だけの問題ではなさそうである.??